歯は表層が『エナメル質』で最も硬く、中身は『象牙質』、中心は『歯髄』と言って血管と神経が通っています。歯が欠けてしまった場合、放っておくとかみ合わせの"相手先の歯"がかみ合わせを合わせようとし、伸びてきてしまうケースがあります。また、象牙質が現れてしまっている場合は特に、歯牙質は削れやすく、虫歯になりやすいため口臭の原因にもなったり、欠けた部分で頬を傷付け口内炎などの原因にもなります。体に栄養素を取り込む入り口は口であり、歯の疾患は万病の元です。
歯科治療用語として「補綴(ほてつ)」という治療方法があります。 一般的には「補綴(ほてつ)をしてください」と歯医者へ行くことはあまりないと思いますが、結果的に補綴(ほてつ)という処置・治療を施すケースが一般的です。
ただし、虫歯を治すのとはまたちょっと違います。
欠けてしまった歯の状態により千差万別ですが、
表にしてみると以下のようになります。
歯は、外側から順にエナメル質、象牙質、歯髄という組織でできています。そして何らかの原因によって歯が欠けてしまった場合、エナメル質の下の象牙質がむき出しになってしまいます。
そして歯の象牙質はエナメル質よりも柔らかいため、ちょっとした衝撃でも簡単に割れたりひびが入ったりします。
歯のほんの一部化欠けた場合にはその部分を埋める治療をするだけでいいのですが、歯が大きくかけたり、縦に亀裂が入って割れてしまったりすると、クラウン(被せ物)を装着したり義歯や入れ歯、インプラントによる治療が必要となることもあります。
治療にかかる負担を軽くするためにも、いつまでも自分の歯を保つためにも、歯が欠けた時は早急に治療を受けましょう。