「親知らずが腫れている、痛い」、また「親知らずが横にはえていて、手前の歯が虫歯になってしまった」という患者様が多くいらっしゃいます。
「親知らずは抜きたいけど、抜くのが痛そう」そんなお悩みをお持ちではありませんか?
当院では親知らずの抜歯にもできるだけ痛みの少ない「無痛治療」を行っています。
痛みがなく、口の中に違和感があって不快だということがなければあわてて抜くことはないと思いますが、かみ合う歯がない場合や、歯並びに影響がでる場合、物が挟まりやすく、親知らずの前の歯が虫歯になりやすいときなどは、やはり抜くことお勧めします。
精神的に余裕のあるときで、重要な予定がしばらくないようなときを見計らって抜くと良いかと思います。
親知らずの状態やかみ合わせの状態などを詳しく拝見させていただき最善の方法をご提案させて頂きますので、一度ご相談にお越しください。
3本の親知らずを同時に抜歯とのことですが、2回ないしは3回に分けて抜歯を行うことをお勧め致します。
下の親知らずを抜いた場合は腫れが出ることが多いので、左右同時に抜歯すると食事が食べづらくなったり、身体の負担が大きくなってしまうからです。
どうしても回数を少なくするのであれば、1回目で上下抜歯、2回目にその反対側というふうにしたほうが良いでしょう。
腫れや痛みがなく、将来正常に生えてくる可能性が高い場合、親知らずの歯が骨や歯肉の中に潜り込んでいる場合は、抜かなくても大丈夫なこともあります。
完全に埋まっている親知らずの状態にも数種類あり、親知らずが水平になってしまっている場合は抜歯の難易度も高くなってきます。
抜歯した後はしばらくは出血があるかと思います。
「かさぶた」の状態になるまでは、血が出やすいため、アルコールや運動、長時間入浴などの血行が良くなるようなことを避けてください。
もし血が出てくるようならば、清潔なガーゼなどを咬んで出血を止めます。
よく出血を心配してご相談をいただきますがガーゼに少量の血がつく程度や唾液に血が少しまざる位の出血は正常です。
抜歯後の腫れは、体の刺激に対する正常な反応です。
術後2日程度でおさまってきます。
抜歯後の痛みは通常1日~3日程度続くことが多いようですが、痛みの感じ方には個人差もあり、「さほど痛くなかった」とおっしゃる方もいます。
抜歯後痛み止めの処方も致しますので、どうぞご安心ください。
親知らずは、その生え方によって主に3つの種類に分類されます。ここでは、そんな親知らずの3タイプについてご紹介させていただきます。
・真っ直ぐタイプ
これは親知らずが真っ直ぐ生えており、その半分程度が歯茎の上に見えているもののことをいいます。このタイプの親知らずは虫歯になったり歯茎が腫れたりしていなければ特に問題がありませんので、そのまま温存しておくという方法もあります。
・斜めタイプ
これは、親知らずが斜めに生えてしまっているためその一部分しか見えていない状態のものをいいます。また親知らずの傾き具合によっては隣の歯にぶつかってしまうことが合うため、隣接している部分が虫歯になりやすくなります。
・潜水タイプ
これは、親知らずが歯茎の上に出てこられずに、歯茎の内部で奥歯にもたれるように倒れているもののことをいいます。
以上のようにひとくちに親知らずといっても様々なタイプがあります。そして親知らずの生え方やその症状によっては、抜歯や外科的な治療が必要となる場合もあります。