唾液の役割
唾液は主に、耳下腺、顎下腺、舌下腺、という3つの大きな唾液腺からでております。
成人では1日に1000〜1500mlほど分泌されます。
唾液の役割は、5つほどあります。
1自浄作用
2消化作用
3殺菌作用
4緩衝作用
5再石灰化作用
1自浄作用
自浄作用とは言葉の通り、お口の中をきれいに清掃してくれるという意味です。唾液があることによって、歯の表面が食べかすを洗い流す作用があります。
2消化作用
消化はアミラーゼという消化酵素によってでんぷんを分解する作用があります。このおかげで胃腸の消化を助けることができます。
3殺菌作用
唾液に含まれるリゾチームやラクトフェリンなどの抗菌成分が含まれています。このおかげで、細菌が体の中に侵入してくれるのを防いでくれます。
4緩衝作用
食べ物を食べるたびに、口の中のphが酸性に傾きます。口の中が常に酸性だと、虫歯になりやすくなります。そこで、唾液があるとphを、中和させる作用があります。
5再石灰化作用
唾液に含まれる再石灰化作用でカルシウムや、リン酸といった無機成分が歯の表面を、もとに戻してくれます。
唾液にはこのように、体を健康から守るために、いろんな働きがあります。
唾液が少なくなれば、虫歯になりやすくなりますし、消化作用があるので、胃腸にも、負担がきてしまったり、お口を清潔に保つことができません。
日頃からお口の状態に関心を持ち、美味しく食べられるように、保ちましょう。