歯周病予防のための歯磨き法バス法について解説いたします。
成人の約８割の方が罹患していると言われている歯周病はまさに国民病と言っても過言ではないと思います。今回はその歯周病予防を主な目的とした歯磨きの仕方を解説したいと思います。
この歯磨き法はバス法と言いますがその磨き方は、まず歯と歯肉の境目に歯ブラシの毛先が45度になるように当てます。そして弱い力で細かく振動させ歯周ポケット内の汚れや歯垢を取り除くイメージで磨きます。力任せに磨いてしまうと逆に歯茎を傷つけてしまうので注意が必要です。ペングリップと言って鉛筆を持つような感じで歯ブラシを持ちやさしく軽い力で磨くようにしましょう。
歯周病は歯周ポケットの中の歯垢や歯石が原因で発症、進行する病気です。なので歯と歯茎の境目や歯周ポケット内を清潔に保つことができれば歯周病を防ぐことが出来ます。ただし歯ブラシだけでの歯垢の除去率はせいぜい60%程度と言われているので歯間部のお掃除には補助的に歯間ブラシやフロスを使用することもあわせておすすめします。
一生使わなければならない大事な歯です。3ヶ月に1回程度の定期的な歯医者さんでのケアと毎日の歯みがきで歯周病予防をしっかり継続していきましょう。
