歯の根の治療をしている方へ
虫歯が深くなり神経に炎症が波及した場合は局所麻酔をして神経をとる治療を行います。その際、治療後、麻酔が切れると歯が浮いた感じがしてその部分で噛むと痛んだり、何もしなくても痛みが出る場合があります。その時は処方された痛み止めの薬を服用し食べ物は極力、治療した歯の反対側の歯でかむようにお願いします。
また、根の治療中は仮のふたをがすり減ったり、完全に取れることがあります。すり減るだけなら問題ありませんが完全に取れてしまったら歯科医院までご連絡ください。とれたまま放置されると歯の根の中が汚染されてしまい薬の効き目が落ちてしまいます。このような治療を繰り返し根管の中が綺麗になったら最終的な薬を入れ土台を作り被せ物をして治療は終了となります。根管治療は細菌の汚染具合によって早いもので2〜3回ですむものから数ヶ月かかることもあります。虫歯のひどい歯でもできるだけ抜歯せずに保存を目的として根管治療を行いますので治療に時間が長くかかる場合もあることをご理解ください。最後まで根気良く通っていただきたいと思います。痛みがとれたからと言って治療を中断、放置してしまうと事態はより深刻になり最終的に抜歯せざるを得ない場合が出てきます。治療を中断しないようくれぐれもお願い申し上げます。