日本人の歯の喪失の実態とその原因とは
日本では予防歯科が推進され患者様自身にも予防に対する概念が定着されつつある中、以前に比べると歯の喪失状況は改善傾向にあります。高齢になると残っている自分の歯の数は少なくなりますが現在は後期高齢者の歯の残存歯数の平均は約16本で、約3割の人が総入れ歯を使っているという現状です。
歯を失う二大原因はむし歯と歯周病です。若いうちはむし歯で失われる場合が多いのですが、高齢になるにつれて歯周病で歯が失われる傾向が強くなります。歯を失う事は認知機能や運動機能に悪影響を及ぼすようになり転倒や認知症発症の要因にもなってきます。人生100歳時代を快適に過ごすためには歯の健康が必須です。若いうちから予防歯科に取り組み歯を大事にしていきましょう。